青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 いやあ、悔しいかな日記が消えてしまった。せっかく書いたのに…。


 今日は午後に授業を受けた後、大学の某プロジェクトでの模擬授業を見る。同じ学科の人が司法についての授業をしていた。テーマは裁判までの仕組みを知り、模擬裁判を見て、判決を考えようというもの。彼は9月ぐらいから裁判を傍聴したり、何度も指導案を作ったり、法教育関連の文献を見ていたりととにかく頑張っていた。だけど、正直な感想自分の中では少し物足りなさがあった。


 自分は事前に指導案を見ていたのである程度は分かっていたのですが、せっかくのこの機会、しかもテーマは裁判員制度を見据えているだけに、グループ活動を通じてみんなで判決を導き出すのかなと思いきや、考えるのは自分ひとり。しかも時間の関係で裁判風景をロールプレイしたらすぐ考えて、だったのでちょっと難しかった。自分だったらせっかくのこの機会だから、模擬裁判だけで一時間を費やしてほしかったなって思った。
 もちろん、学習指導要領に基づいて実際の授業を想像するのは大事なんだけど、自分としてはお客様向けの授業がいいかな、って思った。


 個人的には最初の説明の部分では附属中で感じた「重い空気」が漂っていたし、しかも逮捕から裁判までの仕組みよりむしろ三審制とか、司法権の独立とか、教科書的なことが少しスルーされすぎているかなって思った。法学の先生も言っていたけど、2時間目の冤罪のやつの方がよかったのかもと思ったりした。



 それでも4年の、しかも卒論もやらなきゃならないこの時期に時間を割いて指導案を作り、模擬授業をしてくれたのはすごいなって思います。ここまで批判しておいて「じゃあ、てめえがやってみろや」と言われてもそれは心許ないです。