aoimori idol award 2018
久々にウェブ掲載を行います。ウェブ掲載は4年ぶりですね。ただ2004年から続いていますので、今回が節目の15年目となりました。
今年は以下の通りとなりました。
2018年をふりかえる(オタク活動編)
1月
・4日 26時のマスカレイド@渋谷ワンマンライブ
・8日 わーすた@赤坂
・9日 26時のマスカレイド新年会
・13日 SUPER☆GiRLS(スパガ)個別撮影会(浅川・阿部)
・14日 わーすた@渋谷(小玉・廣川)
・14日 飯豊まりえ@渋谷
・23日 26時のマスカレイド定期ライブ
・28日 cheeky parade@柏
2月
・4日 わーすたライブ
・18日 cheeky parade 6周年ライブ(友梨耶・島崎)
・20日 26時のマスカレイド定期ライブ(亜桜しおん卒業発表)
・24日 26時のマスカレイド@台場
3月
・11日 task have fun@品川
・13日 26時のマスカレイド定期ライブ
・17日 task have fun@池袋
・20日 26時のマスカレイド@渋谷(マーキー祭り)
・21日 わーすた@池袋
・29日 わーすた@代官山
4月
・8日 26時のマスカレイド@新体制ワンマンライブ
・8日 task have funライブ
5月
・4日 26時のマスカレイド@江嶋綾恵梨生誕(赤いドレスかわゆし)
・6日 浅川梨奈、渡邉幸愛イベント@品川(撮影会がありました)
・12日 志田未来イベント(直筆サインが当たる)
・20日 わーすた@羽田空港(廣川生誕)
・24日 26時のマスカレイド(対バンライブ参加)
・27日 26時のマスカレイド、task have fun、PiXMiX ライブ@白金高輪
6月
・9日 26時のマスカレイド@ワンマンライブ六本木
・16日 koma'n生誕(26時のマスカレイド生バンドライブ)
7月
・2日 26時のマスカレイド対バンライブ(マーキー祭)
・12日 cheeky parade解散ライブ@赤坂(6年間ありがとう!)
・16日 スパガ@台場
・17日 26時のマスカレイド定期ライブ(来栖ちゃんにプレゼント)
・28日 六本木アイドルフェスティバル(台風の中)
(ニジマス、task、わーすた)
・29日 task have fun@横浜
8月
・12日 task have fun@豊洲
9月
・11日 26時のマスカレイド定期ライブ
・21日 虹色の飛行少女@水道橋(亜桜しおん)
10月
・3日 26時のマスカレイド@浜松町
・9日 26時のマスカレイド定期ライブ
・13日 task have fun@新宿
・14日 スパガ@横浜
・21日 task have fun@渋谷
・21日 26時のマスカレイド(対バンライブ)@新宿
・30日 26時のマスカレイドツアー@渋谷
11月
・10日 task have fun@池袋
・13日 26時のマスカレイド定期ライブ
・15日 虹色の飛行少女解散ライブ@新宿(亜桜しおん)
・24日 26時のマスカレイドツアー@品川
・25日 task have fun@戸塚
12月
・2日 task have fun@品川
・2日 26時のマスカレイド@品川
・16日 26時のマスカレイド@台場
・19日 SUPER☆GiRLS@渋谷(第3章・第4章ライブ)
2018年をふりかえる(仕事編)
2019年、長めにいいたいことはブログに書こうと思い、活動を再開しました。
その前に、積み残しを処理します。2018年の振り返りです。仕事編とオタク活動編の2本で行きます。
まずは仕事編
1月
・風雲児たちのドラマが日本史の勉強によい。
・予備校で近代経済史の勉強
・入試担当だったのでその仕事に奔走
2月
・入試がひと段落してほっと一息。焼肉うまかった。
・テストづくりに奔走
・部活の大会がありました
3月
・年度末で仕事に忙殺され、体調不良気味
・卒業式
・予備校で東大入試の勉強、前近代の外交史の勉強
・前の学校の飲み会に参加
・地理教育の論文掲載のためにがんばる
・部署が解散だったので、お疲れ様でお寿司を食べる。
4月
・男子バレー部にようやく移籍。3年かかった。その間、女子には迷惑かけまくったな。
・部署1人だけ残ったので、引き継ぎ含めあれこれと大忙し。でも、そのおかげで今は仕事がめちゃくちゃ楽です。
・体育祭の準備で奔走する。
5月
・部活→ライブ→合宿所宿泊という強行軍
・体育祭が無事に終わる。6時前に学校にいないといけなかったので、カプセルホテルに泊まる。
・中学校の授業研究会に参加。
6月
・男子バレー部引退試合。中学生も連れて行ったので集中できず。
・修学旅行の引率で11年ぶりに京都・奈良へ。京ばぁむうますぎ。
・中学バレー部、人数がそろったので3年にとっては最初で最後の公式戦。
7月
・夏の準備にのぞむ。
・野球部の応援に行く。見事勝利。
・職場の人と社会人野球を見に行く
8月
・毎年恒例の立佞武多参加。新しい笛も購入。
・男子バレーの大会。初心者チームで1セットをとったり、公式戦勝利をおさめたりできた。ビギナーズラック。できすぎ。
・免許更新講習で数年ぶりに母校の大学へ。学食で昔の味に舌鼓。
・立川のねぶたに参加。これで13年目の参加。
・上皇の日本史の講演を聞きに行ったけど、面白くなかった。
9月
・歴史教育に関する原稿づくり。10月にウェブに掲載されました。
・桜新町と中延でねぶた。
・33歳の誕生日
・文化祭が無事に終わる
・母親が上京。上野動物園でパンダをみる。ハシビロコウかわいかった。
10月
・歴史総合を考えるシンポジウムに参加。刺激になりました。
・国会図書館に通う。
・ボーリングで125を出す。
・神戸大学付属国際中等教育学校へ歴史総合の授業をみにいく。灘の日本酒うまかったな。
11月
・高校で行われたねぶたに参加。前任校の先生方と久々に再開を果たし、原点を再確認。
・学校きて主任仕事をすごくがんばった。
・新人戦、惜しくもフルセットで敗戦。バレー部の先生方と交流を深める。
・テストづくりがんばる。
12月
・宿泊行事の引率で雪の降る福島へ
・予備校の早慶講座に参加
・立佞武多の納め会
最近読んだ本
0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書
- 作者: 落合陽一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/11/29
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これから生きていくために必要な資質とその学び方が書いている。まあ、平たくいうとSTEAMっていうのが大切らしいってことと、幅広くいろんなことを「学ぶ」ことが大事だってことだね。
でも、これは学校教育では限界がある。周りの環境にかなり左右される。教育もきれーいに格差が生まれるんだろうな。
学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革 ―
- 作者: 工藤勇一
- 出版社/メーカー: 時事通信社
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千代田区の公立中学校の校長先生の改革。学校でだけまかり通っているルール(当たり前)をやめようという本。クラス担任制とか、定期テストとか、そういう「当たり前」をやめたことでどんな教育効果があるか、それを今実験中のようである。
今の働き方改革を考えると、これらに載っているものは極めて合理的であるように思う。ただ一方で、「中学校」の改革、ってところかな。
この2年の日本史授業を振り返って
忘れないようにメモメモ。
このブログでだらだら書くのは、どうやら2年ぶりらしい。2017年の正月に書いた記事が最後だった様子。
2年前は初めての受験指導をして、その生徒が初めてセンター試験に臨む、という時だった。
結果は、一橋大学、早稲田大学、慶應大学を始めとする難関大学に進学する生徒も多く、やってよかったな、と思えるものだった。
ただ、進学指導が何たるかが分からないままだったので、中間層の引き伸ばし、までは至らなかったと思う。
そして始まった2週目(2017年~2018年)。今回は学年全員を教えることもあり、難関大学で出題されるようなポイントもつかみ始めてきていたので、それをふまえながら教えていた。例えば近代史なら、産業の発展や金本位制、労働問題といったところが出題されるので、そこを重点的に。
一方で、日本が戦争へと突き進んでいった理由についてやなども自分なりには教えたつもりである。
その結果、時間が足りず、現代史は結局駆け足になってしまったけど。
学年があがり、日本史選択者とだけの本格的な日本史授業。お互い覚悟をもって履修しているので、生徒も聞いてくれるし、自分も楽しく語りながら日本史を教えることができた。
今回自分が重視したことは、日本史を楽しく覚えること。
そのためには、日々の授業だけでは「深い」知識は得られないので、歴史秘話ヒストリアや大河ドラマ(西郷どん)、そういったテレビ番組を見なさいと言い続けたし、そういう話を多めにした。
また、youtubeをはじめとするネットは教材の宝庫なので、例えば戦国鍋tvの天正遣欧少年使節の歌や、つい最近だと鎌倉時代の政治史が苦手そうだったので、「恋するフォーチュンクッキー」の替え歌で執権政治を覚えさせる歌を紹介したり、もうとにかく手を変え品を変えいろいろとやった。
その結果がこれから出てくるわけである。
一方この2年で自分は確実にパワーアップした。早稲田大学と慶應大学に出題されるような歴史事象や人物は足し算して理解できるようになったし(例えば平賀源内とか)、入試問題をパッと見て、それに付随する知識やエピソードをかなり語れるようになった。
加えて、日々の添削指導の中で、ここがポイントなんだろうなあ、ということをふまえながら添削できるようにもなったし、その中で、一橋大学や東京大学は、社会構造の中で歴史をとらえているから、やっぱり深いよなあ、とか、そういうことも理解できるようになった。
まさにこの4年で自分も(ある程度は)進学校に対応できるだけの内容とスキルを手に入れたといってよいと思う。
ただ一方で、少なからず自分の授業から「逃避」している生徒はいる。寝ている生徒、自習している生徒・・・。分かる。自分は最初の学校はそういう学校じゃないから。
でも、終わらないんだこれが。受験を意識すると、どうしても触れる内容が多いんだなあ、これが。そことのジレンマをいつも抱えながらやっているのが現状である。今の自分は、生徒の多数のニーズに合わせて授業をしている、あえてやっている部分もある。でも、一斉授業になるとどうしても出てくる、「逃避」する生徒・・・。
また、自分が大学院の時に学んできたこととも乖離している。進学校は「何のために」=「受験のために」になっているから、日本史の授業が内容重視でしやすい。でもそれが結局、「多くの単語」を講義するだけの授業となっている。これは、自分が学んできたことではない。
これからの学習は、そういう教え方ではなくなっていく。でも、今の高1生をみていると、講義に耐えられず、きれーいに逃避している生徒が多いように感じる。しかもこの高1生は、自分が中1、中2と教えてきた生徒である。
自分としては、新しい授業をするにはもってこいの1年になりそう。ただ、3年ぶりだし、歴史は教えていないので果たしてどうなるか。
2019年の展望
先日日本社会科教育学会の機関誌が送られてきて、今自分が考えていることを言い当てている感じがしたのでその感想を述べたいと思います(批評とまではいかないので)。
タイトル「社会的パフォーマンス課題における真正性の類型化と段階性の実践的検証」(豊嶌啓司・柴田康弘)(『社会科教育研究』135号、2018)
自分の要約
学習指導要領の改訂により、コンテンツベイスト(内容重視)から、コンピテンスベイスト(方法・資質重視)へと、学力観が舵を切られた。その中で特にパフォーマンス評価が近年注目されてきているが、筆者も(自分も)、特に以下のような課題があると感じている。以下、引用
それらの多くは、学習者を「現実の文脈」に位置付けるための典型的な方法「大人社会の難題を模写する」ことが目的化され、学習者の視座から切実さを実感できないものに陥っていないか。パフォーマンス課題が、学習者にとって、日常生活と乖離しているか、あるいは過度に難解であるため、学習者は、自己本位のファンタジー(幻想)又は他人事のアカデミック(学術)、いずれか極端な立場で学習せざるを得なくなる「教室のファンタジー」問題 が指摘される。つまり、学習者は現実の文脈としての挑戦感を持つことができない。
その上で筆者は、近年「真正な学び論」で注目されるウィギンズ・マクタイ(これが学習指導要領や京都大学の石井英真先生らが主張する考え方)と、ニューマンの「真正な学び論」を比較している。その上で、ウィギンズ・マクタイの論が、「理解」としての学びの転移であり、一人で自己完結することが可能な行為であるのに対し、ニューマンは学校の外の共同体の人々を想定し、「言説」による共同体構築こそが「真正な学び」であると主張する。どちらがより「現実世界に挑戦して」いて、子どもに切実性があるかといえば、(少なくとも社会科においては)後者であることを述べている。
この論をふまえつつ、社会科における「真正な学び」を保障する授業(市民的挑戦要件としての真正性を担保するための授業)を、
1、学習者の意思決定又は問題解決方略に「波及効果・影響力」が生じる課題であること
2、学習者の意思決定又は問題解決方略に他者に対する「責任」を考慮する必要がある課題であること
の2点から類型化し、その実践例を紹介している。紹介された実践例は以下の通りである。
1、効果・影響力、責任ともに大きい実践例
「小学生に私たちの地域の特色を理解してもらうための学習計画を提案しよう」
小中一貫校において、中学生が身近な地域の特色を学習した後、小学生により良くわかってもらうための教材を作成し、発表する。
2、効果・影響力は小さいが、責任は大きい実践例
「中学生としてわが町を盛り上げてゆくための決議文を採択しよう」
生徒会活動の一環として行われる中学生議会に施策を提案する。
3、効果・影響力は大きいが、責任は小さい実践例
「特定の地域の地域的特色について説明する地理教科書を作成しよう」
自分の住んでいる地域を取り上げるための教科書(教材)を作成する。
(自分の解説)
この「教室のファンタジー」問題は、2つの意味で指摘をしている。つまり、地理や公民に見られるような例えば、「過疎化の問題を解決しよう」や「ある場所で見られる路上喫煙の問題を解決するにはどうしたらよいか」などの課題を、学ばせ、解決の手段をレポートにまとめたとしても、東京に住んでいる人には過疎化は「遠いもの」でネットで調べた「ありきたりな」答えしか出さないだろうし、それが地元の問題だとしても、議員さんなどにお願いして実際に政策として動かせるものでなければ、これも彼らにとって「遠いもの」で「切実性」をもたないものとなる。
また、この論考のポイントは、例えば近年歴史総合の議論で見られる歴史的思考力に関する授業にも批判を加えている。「過度に難解」、「他人事のアカデミック」がそれにあたる。歴史総合でこれから始まる授業の多くは、(真面目に推進している人であればあるほど)この議論に陥っているような気がする。特に多いのが、資料として学者の著作を引用し、そこから当時の時代背景を読みとらせる試みである。難解な学術論文や歴史に関する著作を読み解きながら、新たな知見を得ることについては自分は好きだから「へえ~、そうなんだ」と学べるが、興味のない人や、そこに学ぶ「切実性」を見出していない人にとってはさぞや辛い授業となるだろう。
もちろん生徒は、パフォーマンスはするだろう。しかしその成果物は、授業者の想像の域を超えないもので、特に進学校であればあるほど、同じ答えが金太郎飴のように生まれて終わりだろう*1。それを歴史的思考力が深まった、といってよいのかは議論の余地がある。
そこで現在、社会科教育においては学びの「レリバンス(有用性・有意味性)」や「切実性」に関する議論が注目されている。この論考は、それを類型化し、議論の俎上に挙げた意味でとても大きな意味を持つ。
しかし、それを実践レベルに落としてみると、どうしても「ありきたり」なものになってしまったり、「それ昔からやってるじゃん」という実践になってしまったりしている。論文に挙げられた3つの実践は、いずれも社会科教育に携わる先生なら当たり前のように知っている実践ばかりである。
やはり「レリバンス」や「切実性」を科学に取り込むことは難しいのである。
じゃあ、どうすればよいか、と言われればやはり「目の前の生徒の実態に合わせて社会科の授業をどうアレンジするのか」を考えていかないといけないだろうと思う。例えば同じ高等学校でも、「進学校」「実業系学校」「進路多様校」「教育困難校」「中高一貫校」で、生徒が何を目的に社会系科目に臨んでいるかは多種多様である。それは中学校においても地域的特性という要素から同じである。Aで実践できたものが、別なBの地域で実践できるとは限らないのである。
こうした議論は、演繹的ではなく、帰納法的に集積してそれを「暫定的な理論」としていくことが求められるだろう。(昨日の日本のジレンマにもそんなのをひしひしと感じた)
だから、現在の社会科教育においては、
1、生徒が「何のために学んでいるのか」(レリバンス・切実性)を教師の側が把握し
2、それに見合った内容(コンテンツ)を
3、様々なアプローチで
提供できる力が求められているのだと思う。
当たり前のことを言っているけど、それが非常に難しい。
その上で、今できることは「1年間のカリキュラムの見通しを立てること」、「生徒の実態を把握すること」、「多種多様な学びの方法を学んでおくこと」の3種類なんだろうな、と思う。
そんなことを思いながら、4月から今の学校で3周目の日本史Bが始まるので、歴史総合や日本史探究を見据えながら頑張っていこうと思います。
*1:自分が高校生に行ったパフォーマンス課題も、結局同じ答えが大量に出てきた。中には「これが答えでしょ」って感じの適当な解答も多かった。