青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

携帯電話

 多分産経新聞だったと思うけど、携帯電話を子どもに持たせるタイミングのことについて載ってる記事があった。現在では小学生の約3割、中学生の約6割が携帯電話を持っているんだって。高校生に至っては95%っていうから驚きだよね。
 その携帯電話、教育上あまりよろしくない問題を非常に多くはらんでいる。例えば携帯電話の使いすぎ。テレビとかでしか見たことないけど、今は飯食ってる時も、部屋にいる時も、携帯を肌身離さず持っている子どもが多いらしい。「メールはすぐ返すのが当たり前。返って来ないときは友達から文句を言われる」、そんなことも記事に書いてた気がする。
 それから、有害サイトへのアクセス。フィルタリングなどセキュリティをきつくしても、それをかいくぐってアクセスすることは大いに可能。現に、親がかけたセキュリティを何とか外そうと努力して、外してしまう子どもさえいる状況。
 そんなこんなで現在は定額サービスがあるからいいものの、定額じゃなかったら月十万単位で携帯を使い込んでいる子どもはざらにいる。それが現実、それが現状である。


 じゃあ、子どもに携帯電話をあまり多く使わせないためにはどうしたらいいか?


 前にNHKで見たことがあるけど、そうした場合、やっぱりルール作りがすごく大事になるそうだ。例えば「夜の10時以降は携帯を使わない」とか。そうしたルールがないと、どんどん無法地帯になって、携帯から離れられない子どもになってしまうらしい。


 これは今の学校現場においてもあてはまるような気がする。昨日の集団討論じゃないけど、子どもが主体的に活動する場合、子どもに責任を持たせる、ルールを作るという側面も非常に大事である。もし「携帯電話を持ってきてはいけない」と学校側が決定していたら、持ってきてはいけないものを持ってきてるんだから、見つけたらすぐに取りあげるぐらいの厳しい態度じゃないといけないのだと思う。でも、特に高校生の場合、上記に見た通り今や持っていない人の方が珍しいのだから、理由もなしに取りあげるのはよくない。こうした場合、ちゃんと生徒に「なぜ持ってきてはいけないか」ということをきちんと説明し、その上で「もし発覚したら一日没収する」などといった取り決めをクラスで決めるべきである。それが決まりであり、ひいては公民科でいえば、条例のようなものである。


 社会は法律や決まりによって動いている。その法律は多数の合意をもって成立している。学校という社会もまた同じである。そうした合意や信頼に基づいた学級を作っていくべきであると私は思う。


 ってなことで、みなさんが先生だったら、携帯電話を学校に持ってきていたらどう対処しますか?また、自分が親だったら子どもが携帯電話にべったりだったら、どう対処しますか?


 ちなみに子どもが携帯電話にべったりだったら、僕だったらまず指摘し、そしてちゃんと決まりを作りますね。それでも効かないんだったら、今度はお金を話をしますね。自分のお金で払ってもらいますからね、って。それでダメなら、契約解除ですかね。約束は法と一緒、法を守れない人には罰則があるわけですから。携帯電話だって、何だってそれは同じですからね。