青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 今日は全国社会科教育学会の市民性調査の学会を見に行きました。
 


 IEAという国際調査における市民性調査を日本に当てはめたらどうなるか、という報告。
 それによると、日本人は国際的に比較すると、「頭でも分かっているし、態度もしっかり身に付いているけど、市民的行動(特に政治に関する)は伴っていない」という結果。
 まあ、市民性は市民的行動まで必要か、と言われれば僕はそうは思わないし、むしろしっかりした認識がないと意味ないじゃん、と思っている立場なので、これはこれで聞き流しましたが。


 でも、アンケートのデータはとても貴重なものをもらいました。赴任先で機密裏に調査してみたいです。
 それと、この結果は、日本のカリキュラムと、後は家庭階層にかなり規定しているっていうのも明らかになりました。
 うちのゼミの先生は、家庭階層に規定ってことは、小学校の先生は市民性なんて考えずに社会科を教えている。だから結局、政治とかそういうのは普段学校外でニュースや新聞を見るか見ないかに規定されるんだ、って言ってましたがまさにそんな感じですね。



 ってことは、これは小学校の社会科は市民性育成に無力であるっていうのとほぼイコールで。というか、そこまで意識して小学校の先生はしていないってことで。
 だからゼミの先生なんかは小学校でも高学年は専科制にしろ、って言ってましたね。そうでもしないとプライドをもって社会科をしないじゃないか、って。




 そんなのが飲み会含め21時まで続きましたとさ。