とりあえず買った本の紹介
この人は不思議である。攘夷派の公家で、教科書では八月十八日の政変による七卿落ちで出てくるが、その後明治政府の公卿となり、彼の体調不良が明治六年の政変をもたらし、かと思えば晩年には黒田と山県の間に、幻の三条実美内閣がある。目立たないけど、地味に、かつ大きな影響を及ぼしている人物。
彼もまた不思議な人物。戊辰戦争の幕府方の大将。なのに処刑されずに生き延び、樺太千島交換条約を結ぶ。その後も北海道開拓に活躍するなど、外交に、農政に活躍した人物。また、数々の大臣も歴任した。教科書ではあまり取り上げられないが結構すごい人物。
近現代日本史との対話【幕末・維新─戦前編】: 【幕末・維新─戦前編】 (集英社新書)
- 作者: 成田龍一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/01/17
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る
今年の日本史の授業は、ここに描かれている「システム」を軸に歴史を教えています。
後半はここにあるネタを使って学ばせようと思っています。