青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

思ったことをつらつらと書く

 新型コロナウイルスは、もはや全世界をおおい、学校再開もまったく目途が立っていない。ひとまず5月7日にはスタートすることにはなっているが、この感染拡大の状況をみている限り、5月7日は無理だろう。今もなお、感染者が拡大している状況なので、緊急事態が解除となるには、少なくとも5月いっぱいはかかるだろうと考えている。

 また、6月に開始されたとしても、すぐに全面開始とはいかないだろう。感染防止の対策を立てなければならないし、これから始まる対話型の授業や、実技系教科は、実施内容の制限を余儀なくされる。さらに、3か月間授業が失われている状況なので、それを取り戻すには相当の時間がかかるだろう。塾のオンラインなどで対策を立てられている人はいいが、そうではない人もいる中で、学びの格差はさらに拡大していくことが懸念されてる。

 

 もしそうだとするならば、個人的に一つ提言したいことがある。

 

 いっそ9月入学にしてしまえばよいのではないか

 

 9月になれば、この緊急事態宣言の効果で、ある程度の下火にはなっているだろう。(もちろん、未知のウイルスなので、第2波や第3波が来る可能性はあり、油断はできないが)

 9月入学にすれば、この国際化の昨今、欧米と入学時期を合わせることができる。また、一斉に授業スタートとなるので、学習内容の補填も可能である。失われた学校行事の復元もできる。

 そして、卒業式は6月中旬に設定する。そして、卒業式後の6月下旬~8月までをかけて大学入試を行う。就職活動も卒業式後の6月に解禁する。そうすることで、就職活動のために、授業がつぶれたり、大学生なら研究ができなくなったりすることを防ぐことができる。

 それに、夏休みを2か月半設定することで、昨今の死者が出るほどの熱中症の時期に、学校を開かなくてもよくなるし、立ち消えとなった記述式のテストを実施し、そこに高校教員を充てることも可能となる。

 

 何よりも、9月入学にすることで、欧米とも入学時期が合うため、より海外の大学に入学しやすくなるし、人材開発や人材交流も盛んに進むことだろう。

 

 

 もちろん、賛否はあるだろう。とりわけ障壁となるのは、日露戦争以降定められてきた、予算や決算の、いわゆる会計の締めの問題である。

 でも、人材獲得と会計の締めを切り離して考えてもよいのではないだろうか。

 

 

 

 こうした年度の切り替えは、首相の一存でできる。コロナウイルスの終息状況次第だとは思うが、6月以降もこうした状況が続くのであれば、検討するのも1つの手だろう。すでに教員が嘆願書を提出している話もきいている。本気で考えてもよいのではないだろうか。