青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

3月に買った本

 

地理授業づくり入門: 中学校社会科での実践を基に

地理授業づくり入門: 中学校社会科での実践を基に

 

 

 

 

 今月の研究会で、地理教育の実践報告をしました。その時に活用した2冊の本です。荒井先生の本は、4月から始まる学習指導要領の骨子と、それをふまえた先生自身の実践例がふんだんに載せられているのがおススメです。

 吉水先生の本は、中学の先生の多くが地理に苦手意識をもっているところから始まり、岩田一彦先生の「見方・考え方」に基づいた授業デザインについて述べられています。

 古典的かもしれませんが、吉水先生のいう地理授業を意識して実践していくことが、地理を「面白く」「楽しく」させ、「わかる」授業へとしていくのだと思っています。

 個人的に自分の地理授業は、森分先生や岩田先生のいう、科学的探求主義や、社会の見方・考え方を育成するための地理授業、ということを常に意識して作っています。それが今年の生徒には伝わったらしく、半分以上の生徒が、「地理=暗記科目」という学習観を克服した、とアンケートで答えてくれました。

 

 

 個人的には、地理だから地理の勉強をしなきゃ、と仰々しくとらえず、自分の専門(歴史とか政治、経済)から地理へアプローチすることが地理を面白くする秘訣だと思っています。(地理学のジャンルに、歴史地理学や経済地理学とありますから)

 そんなことを意識して、報告させていただきました。