最近ふと思ったこと
髭男爵、ゴー☆ジャス、世界のナベアツ、この3組に共通することは何でしょう?
お決まりの文句を見てみましょう。
髭男爵は「ルネッサ〜ンス♪」
ゴー☆ジャスは、「マダガスカル!」とか言いながら地球儀で国を探す
世界のナベアツは「3のつく数と3の倍数でアホになる」
分かりましたかね?厳密ではないのですが、この3つに共通するのは、今の学習指導要領で内容が削減され、今の小中学生が単語でしか理解できないフレーズです。
まずルネサンス。高校ではやりますが、中学では指導要領では「触れなくてもよい」、あるいは「ルネサンス=人間中心、文芸復興」の意味だけ教え、その文化の内容(ダビデ像とか)には踏み込みません。
次に地理。これは世界の国名に触れる指導はなされていますが、地誌的(文化は何だ、とか)はほとんど触れません。つまり、国名は何となく分かっていてもどこか、とか何があるか、とかは分からないまま。
きわめつけは「3の倍数」。これはいわゆる最小公倍数や最大公約数と関わる話なんですが、今の算数・数学ではやらないそうなのです(ボランティア先の数学の先生情報)。これが一番びっくりしました。算数であれだけやったのに、今はやらない(やっても中3の発展学習でやる)のだそうです。
お笑いフレーズの一つに、よく聞くけど、意味は分からんがフレーズがいい単語が挙げられますが、学習指導要領の隙間をついてウケているフレーズもあったんですねえ。これはそれだけ学習内容が削減されていることの表れなんでしょうね。
そんなことを最近ふと思いました。