青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

社会科教育ゼミ3

 次は「政治的リテラシー涵養を目指すシティズンシップ教育としての歴史教育」です。
 この方は筑波大学のM1。M1で既に研究発表するとか、マジ感心です。自分はあの頃、夏休みは夏休みしてましたから。
 この発表は、歴史教育において「シティズンシップ教育」として特に「政治的リテラシー」をどのように育成していくか、について述べています。で、その手がかりとして沖縄県明るい選挙推進協議会が出しているシティズンシップ教育副読本の分析を行っています。




 まず、そんな本が沖縄県にあることに驚きました。しかも目次とか見たら、すげーじゃん。歴史手段型。そんな本、日本で作っていることがまず驚きでした*1




 ただ、この本もあくまでも政治的リテラシーを育成することに重きがおかれていて、その一部として歴史的な内容を取り入れているにすぎないので、これを「歴史教育」とくくるのは難しいかな、と。



 やっぱり「歴史教育」となると、今の日本の通史教育を前提にして、その上で何をどうするか、っていう構想で攻めていかないといけない気がします。




 同期が質問していましたけど、現行の通史学習でカリキュラムとして論ずるか、さもなければ、実際に沖縄にいって授業分析するか、のどちらかでしょうね。自分は、この会の人に連絡をして、実際に沖縄に行ってフィールドワークをした方が筑波らしいし、オリジナリティが出るような気がします。



 ましてね、あまり使われていないというのなら、なおさらね。
 この副読本自体は面白そうなので、個人的には理論じゃなく、現場レベルの話が聞きたいですね。



(追記)
 今ちょっと見てみたけど、なかなか面白そう。ちょうど五・一五事件やるし、やってみようかな。
 それと、この本って沖縄県で出してるね。でも、あんまり使われていないのか。

*1:ただし、質問してみたところ、実際の現場ではあまり使われてないみたいです。むしろ使ったらにらまれるとか。まるで○教○版の教科書みたいだ!